RELEASE

Cemetry Gates

FOMR-0088
2020.09 Release

FOMR-0088 | 2020.09 Release

Cemetry Gates

mogro

FOMR-0088 12㎝ CD
¥2,000 + 税
2020年9月25日 RELEASE 全8曲
Distributed by BRIDGE INC.
POS : 4582561391811

  1. Spiral Water
  2. Hacoe
  3. Kotoba
  4. Nagger
  5. Our Vox
  6. Needle Dream
  7. Huddle
  8. Super Doze

静岡県三島市で2018年に結成された、インストゥルメンタルバンド “morgo ” のファーストアルバムが完成!! 様々なバンドで活動してきたメンバーによって結成された、熟練されたサウンドと巧みなテクニックで魅了する。

 

~ 以下、gt芹澤によるセルフライナーノーツ ~

 

我々mogro 昨年9月に1stアルバムをFriend of Mineよりリリースしました。
僕自身「further platonic」というレーベルを運営していく中での葛藤、このご時世レーベルとは何ぞやって思った中、もうそれは憧れでしかなくて、僕の答えは「同じ時代を生きる一緒にやりたい人やバンドと残していく」。Friend of Mine、further platonicといった「象徴」の襷を繋いで、その時代を生きるバンドのタグ付けになれば良い。バンドmogroとしてはgt西川がMurphy Radioやtide/editといったバンドをディグっていた事もあり、Friend of Mineにフィットするのではないでしょうか。そんな僕たちからの提案です。アルバムとしては、「インスト」らしい聴きやすさを意識し、敢えて音圧は控えめ。ライブだともっとイビツなので違ったモノとして、ご一聴お願いします。

 

このバンドのことを少し話す。
元々僕自身色んなバンドをやってたんだけど、どうも動けない事が多かったりで、andprotectorを脱退したドラム中野がスタジオに入りたがっていたので、入る事にした。ちょうど何故か三島市に住んでいたベース木村さんが居た事もフィットし、バンドをやりたがっていたような気がしたので、誘う事にした。
中野に関してはクセ強なイメージがあったのですが、意外と正統派で、柔軟なアイデアが豊富な感じではないけど、持ち前の熱量と感情叩きつける系の叩き方が個性的で好きです。木村さんも結構正統派です。界隈の有名人マリコさんに紹介してもらい出会った訳ですが、その真面目さと繊細さがバンドを引っ張ってくれるし、スタジオの予約もとってくれる、バンド内の良いお兄さん的な存在。今は伊豆に引っ越したので遠いですが、スタジオにはほとんど遅刻しません。

 

三人で何度かライブしました。三島でライブした日(w)百姓一揆、emitation、cetow)に三人の限界を感じ(cetowに感化された感もある)その日の夜、gt西川の結婚式で、式中の新郎をバンドに誘い、加入。西川は、誰も知らないし誰も興味ないんだけど、stereo typeの二代目ギタリスト。stereo typeは高校時代に二年間地元で四人(ツインギター歌もの)でやってたんですが、その時の二代目。僕とは高校(高専)の同級生なんですが、学業の成績はクラスで常に僕がビリで彼がトップ。優秀な男。20歳頃にはpeter in the jawsというメタルのバンドやってたんですが、その後は暫くバンドやってなかったと思われる。10年以上ぶりに彼とバンドをやる、止まっていた時計に電池を入れたような感じ。一周回って動きだした瞬間、僕たちが個々に過ごした時間と成熟をサウンドで表現していく。

 

インストをやる事への不安も在ったけど、最終的に四人で共有できる憧れ(特にCHON)が形成されて、やれてます。最近では西川が作ってくる曲に対して彼への敬意を三人で組み立てる感じです。

 

spiral water スパイラル・ウオーター
西川曲。MV作りました。
この曲を西川が持ってきた時、なんかスゲーってなった。作れないし、弾けない。でもテクニックに傾倒しない面白さやエモーションが詰まって、良くできた曲だと思います。ですので一曲目です。弾けたら楽しいと思うんで、上手な人に弾いてみてほしいですね。

 

hacoe ハコエ
俺曲。三人で結成してはじめてできた曲。四人編成による再録。
三人で駆け出すも、何度かスタジオ入ってしばらく一曲も作れず。個人的にstereo typeと同じ「スリーピースインスト」でやる踏ん切りが付かなかった事のもあり、THE RESTAURANT/百姓一揆の和田氏とも一度スタジオ入ったりと、ゆるっとボーカル探しながらやってたんだけど、何となく三人の中で三人でもやろうって方向に向かった勢いで作った曲。西川が入り初期衝動に付加された「絡み」が気に入ってますし、ライヴではできる限りやりたい。当初バンド名をハコエにしようと思ってたのだけど、ちょっとポストロック味が強くキショい感じがしたので、改名し曲名となった。

 

kotoba コトバ
西川曲。個人的には一番推し。
たしか西川が加入して初めて彼が持ってきた曲だと思う。この曲は西川が仮組みしてきた曲に対して、割と皆自由にやってる感じ。CHONを意識したんだろうけど、CHONにはなれず。それがバンド。俺たちには俺たちの音がある!そんな曲。ライブではファズの爆発力(ただ音でかい)あるんで、必ずライブで会いましょう。

 

nagger ナガー
西川曲。「地味」な要素が強いんですが、ツインギターの絡みを大事にした陰鬱な曲。
1:35~のギターソロが気持ちいいので、聴いてもらえれば気持ちいいはずです。ギターソロはフリーダムな感じもして、僕はバッキングですが気に入ってます。

 

our vox アワー・ヴォックス
俺曲。RAFT×FURTHERコンピへの参加や、デジタルEPにも収録した楽曲の再録。
色んな意味でバランスが良くて、三人から四人になっても自然とフィットしたのと、ポストロック、マスロック、エモの中間地点を狙えてるはず。最後のサビ的なところで重ねた三本目のギターは唯一P90を使ってます。weaveのmineral pitchぽくなった気がしてるけど、気のせいだと思う。

 

needle dream ニードル・ドリーム
俺曲。四人編成による再録。今の変則チューニングを最も生かせたアルペジオを主体としたやつ。
stereoの「海ファズ」を若干意識して作ったんですが、構成とか結構似てるんで、聴き比べて楽しんでみてください。自分の曲ならパクってもOK。静と動と浮遊感がポストロックらしいはず。色んな観点から、アルバムの中でも一番仕上がりの良い曲と思っている。

 

huddle ハドル
俺曲。アルバムサイズにする為、もう一曲欲しくて最後に作った曲。
super dozeを最後にするのは個人的に決めていたので、一旦アルバムを締めれるような(最悪ライブではやれない)曲を意識しました。初期mock orangeの雰囲気が欲しかったのですが、全くなってません。疾走感とエモーショナルを共存できる渋めな感じに仕上がってますが、メンバーは気に入っていません。
結果、ライブではやらないであろう感じにはなってます。終盤はTHE RESTAURANTを意識しましたが、伝わらないと思う。

 

super doze スーパー・ドーズ
俺曲。四人編成による再録。三人時代に音源を作ろうってなった時に、一曲目的な曲がない!となり、「爆発力」をテーマに勢いでできた曲。
勢いがすごいので、ライブでイキれる。調子に乗りすぎると見失い、その時にはもう全て終わり。

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