DQC-528 (FOMR-0013)
2010.08 Release
DQC-528 (FOMR-0013) | 2010.08 Release
By This Time Last Year Every Thing Will Seem Younger
Monzano
全12曲 (ボーナストラック2曲)収録
ジュエルケース仕様
帯付国内盤・4Pブックレット + 歌詞対訳カード付
¥2,000 + 税
- The Mannequin Wakes
- Yes, We Can't
- Know Your Velocity
- Grand Siblings
- Waterways And Altitude
- Even Bluer Pills
- Cold Waters
- The Nombers Game
- Sleeping on Sleepers
- I Wrote A Short Story for You
- [Bonus Tracks]
- The Buildings, Then The Trees
- Worth Repeating pt.2
ノルウェーのオスロを拠点に活動するインディーポップバンドMonzanoによるセカンドアルバム「By This Time Last Year Every Thing Will Seem Younger」が遂に完成。
今作よりギターとドラムに新メンバーを加え、以前よりもサウンドの厚みや楽曲のスケールを増した“新生Monzano”の4人が手掛ける本アルバムは、新メンバーと既存メンバーの個性が化学反応のごとく融合され、フレンドリーながらシニカルな一面もある彼らの楽曲がより深く表現されて、リスナーを彼ら独特のポップワールドへと誘う。北欧ならではの澄んだ空気が生んだSjur Lyseidのハイトーンボイスは今回も優しく透明感があり、シニカルに心のひだを歌う。そして彼らの持つキャッチーでカラフルなメロディセンスに、漂う電子音が絶妙なハーモニーを生み出し、このバンドの魅力を膨らませ、見せつける。
今作では地元オスロで活動する女性バンド「Norma Sass」のボーカルThea Glenton Raknesをユニゾンで起用した「Cold Waters」や、タイトルからしてやられた!と思わせる「Yes, We Can’t」など、バラエティに富んだハイセンスな10曲に加えて、日本盤には2曲のボーナストラックを収録。余す所なく彼らのサウンドを堪能出来る12曲に仕上がった。アメリカの著名なSF作家カート・ヴォネガットの作品の登場人物から名付けたという「Monzano」の楽曲は、シニシズムとニヒリズムを描きながら、どこかもどかしい優しさがあり、ヴォネガットの小説に通じるものがある。ギターアルペジオとシンセサウンドの組み合わせがメリーゴーラウンドを思わせるような1曲目「The Mannequin Wakes」から、Monzano流のゴスペルソングともいうべきラストの「The Buildings, Then The Trees」まで、ひと通り聴き終わった時、何かから解放されたような不思議な満足感が得られるに違いない。