RELEASE

4pricøt (アプリコット)

FOMR-0096
2022.05 Release

FOMR-0096 | 2022.05 Release

4pricøt (アプリコット)

cotoba

FOMR-0096 12㎝ CD
¥2,200 + 税
2022年5月14日 RELEASE 全11曲
Distributed by BRIDGE INC.
POS : 4582561393389

  1. 計画された自由
  2. 切り絵 (kyrie)
  3. メロン
  4. フリッタータ
  5. 探すものは
  6. Warm Salad
  7. Love&Art
  8. Loss
  9. 消滅の消失
  10. 雨 (reyn)
  11. 生き残った
  12. ※日本盤特別仕様(全曲日本語による演奏)
  13. ※CD先行発売

メンバー本人の解説より

 

1. 計画された自由

この曲はcotobaのライブを見たあるミュージシャンとの会話から始まった。
「cotobaの音楽から自由を感じました。」
「ありがとう。その自由は全て計画されたものです」

囲まれた世界に自由は存在するのか。
ストレートなドラムとベースはジェットコースターのように至る所に隠れている回転コースを過ぎて一番高いレールに上る。歌う人はその高いところから世界を見下ろしながら自由を言い返す。そしての急激な墜落。再び目を覚めた世界には花びらが舞い落ちる。強い日差しが照りつけている。

自分を向ける束縛からの解放。

マスロックの特徴である変拍子を曲の流れに合わせることでクライマックスの開放感を最大に引き上げた。それぞれの楽器は変拍子という自分自身を縛る規則の中で負けじ魂のように果てへ駆ける。絶え間ない不在に打つかって時々後ろに下がるが、遂に扉を開けて走り出す。その外では自由を探しただろうか。彼は彼が出て行った扉を見続けている。
2.切り絵 (kyrie)

「主よ,我らを哀みたまえ」

100年ももたない人間の人生について思いながら書いた曲。人間は自然を破壊して文明を果たし、上に立つことができた。宇宙の時間は万物に同等だが、まるで人間だけに特別な何かのように思われるようになった。近づく22世紀には人間に祈られ、人間を救援する存在は不在すると思われる。

3.メロン

cotobaのファンに一番愛されている曲

リズミカルに始め、ささやく子守唄で息抜き、その後訪れる激情のサウンドでリスナーの感情を動かせる力。歪んだギターから伝われる快感、ドラムから鳴り響く清涼感、ずっしりと重いベースが奏でる痛快なライン、ボーカルの恐ろしいほどの叫びが絶品だ。
4.フリッタータ

イタリアンオムレツから来たタイトルだが歌詞にその料理が登場する訳ではない。cotobaには珍しい陽気なリズムとそこに乗ったギターのカッティングプレーが耳を楽しませる。それを演奏するたびにオムレツのプリプリする食感を浮かべている。
5.探すものは

Dafneの「人生の中で究極的に探そうとしているのは何か」についての考察。存在価値への疑問を持ちながら、それでも生き続けるという一つの生命に向ける意志を込めている。

6.Warm Salad

映画「Avengers」の悪党Thanosからインスピレーションをもらった。サノスが自分の「課業、任務」を果たした後、火を通したサラダを作って食べる場面を想像して作曲した。やりづらく、心痛いことでも「果たすべきことはやらなければならない」というDafneの思いが込められている。
7.Love&Art

現在活動を休んでいるドラマーMarkerが「愛と芸術が主題の曲を作ってみよう」と言い出してこの曲が生まれた。まっすぐで様々なリズームのパタンーが強弱を描く。切ない手紙のような歌詞とヴォーカルが特徴的である。閉じ込めていた人や音楽への愛情が溢れ出してしまう瞬間を歌っている。
8.Loss

全てのことはひとつふたつ去って行き、それは細々続く穴で残った。
時々鳥が飛んで来て、飛んで行った。

ProducerであるDafneの大学時代、家族と過ごしたある日の平凡な午後に訪れた感覚が曲のモチーフとなった。全ての記憶は壁面に穴みたく残る。自分自身をいやす為の音楽は時間を超えてお互いを慰める。そしてどこかの未来へ送る手紙を書く。そこにいる自分と音楽は誰と一緒になるのだろう。時々、自分が書いた曲達が共に踊り、駆け出し、お酒も一杯やる夢を見る。彼らが手をつなぎ合うと有る存在の形になる。それはまともな自分自身の姿だ。
9.消滅の消失

消滅する全てのものの消失。11から9、7、5へと変わる拍子。ギターのswell奏法と静かなリズーム楽器が徐々に上昇し、唯一の歌詞「君の側に居ると僕は」の後から爆発する。君の側に居ると僕はどうなるだろう。あなたに吸い込まれて消える。僕はあなたになってしまう。それなら私は消えても良い気がする。消滅自体が消失することによって物質と魂の状態は変わって行く。新しく目を覚めると僕の知らない場所だ。
10.雨 (reyn)

雨の日、13拍子の変拍子Jamから生まれ、EP「季節の名」のタイトル曲になった。大衆的なメロディーと繰り返す叙情詩のような歌詞をマスロック特有の機械的で変則的な演奏に乗せた。「君にあげよう、意味のないこの世界」と始まるヴォーカルは「君にあげる世界は大きな意味が有る」という心でもある。reynはrainの古い言葉であり、過去のものを持ち込んで現代の形に組み立て直したことを表す。
11.生き残った

「意味のない世界で炸裂する太陽をたえようとしたあげく消失されたが生き返り、それでもこの生命に意味を与えながら生き残った人」が凌ぎ続けた生の一こまだ。このアルバムの全ての曲は「生きるべきの意味」を探り切ることだ。それぞれが

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