Japanese Gumは、3ピースエレクトロニック/アンビエントグループとして2005年春にイタリアのジェノバで結成された。現在は、ユニットとしてDavide CedolinとPaolo Tortoraで活動をしている。彼らのサウンドからは、ディレイ・ギター、エフェクトを用いたボーカル、サイケデリックなエレクトロニックビート、大胆なシンセサウンドとデジタルサウンドの新たなる展開を感じることができる。それを特定の音楽ジャンルとして片付けることは難しく、エレクトロニックを軸とした彼らが影響を受けてきた音楽に対する彼らなりのアプローチであり、彼らがもっとも影響を受けたシューゲイザー・サウンドへの回答でもある。本作では、彼らの確立されたエレクトロニック・スタイルとプログラミング技術が際立つ。そこに、深みを増したボーカル・トラックを加えることで、彼らが考え出したひとつのアイディアが様々な音楽の方向性と広がり、オーガニックかつシューゲイザーのギターサウンドにも通じるサウンドスケープを生み出した。
このファースト・アルバムでは、2007年から2008年の1年間に渡る試行錯誤の上に制作され、デジタルサウンドの可能性と溢れんばかりのアイディアが体現されている。2008年11月には、3曲入りEP「Without You I'm Napping」をアルバムの先行リリースとして、フリーでデジタル配信。同EPから唯一今回のアルバムにも収録されている曲“Chrorine Blue”は、本アルバムの代表曲ともいうべきポップでエレクトロニックな楽曲に仕上がっている。